米国海兵隊岩国航空基地内に残された旧日本海軍掩体壕     前のページへ戻る

 岩国基地内に帝国海軍の航空機用掩体壕が保存されている。内部には、T6テキサン練習機を改造した零式艦上戦闘機の模造機が展示されている。壕自体は、敗戦後の状態のままでほとんど手を加えられてはいないが、きれいに手入れされている。通常は閉鎖されているが、基地祭等行事の祭には一般公開されているようだ。
 T6テキサンは非常に改造しやすい練習機で、映画「トラ、トラ、トラ」(1970年制作)撮影のために零戦、97式艦上攻撃機及び99式艦上爆撃機に改造されたようである。
  

 

 米国基地内で、旧軍の施設が保存されているのは、若干複雑な気持ちである。私見であるが、日本人は歴史をあまり重視してこなかったように思える。日本の過去についてはいろいろ意見もあろうが、まずは形として残しておく必要があろう。評価は数百年後にしてもらっても良いのではなかろうか。
 建国2百数十年という歴史の浅い米国は、歴史的建造物を非常に大事にする。自国のみならず外国のものに対しても同様である。有名な帝国海軍軍艦「三笠」も、米国の支援を得て現在横須賀において保存されている。こういうところは見習うべきであろう。
(文責 岡本)