第61回航空自衛隊防府南基地開庁記念行事        表紙へ戻る  

 5月30日(土)防府南基地で開催された第61回開庁記念行事を見学しました。防府南基地には本年度入隊した航空自衛官を教育する航空教育隊として第1教育群が所在します。ほかに熊谷基地に第2教育群があるようですが、新入航空自衛官のほとんどは防府南基地で教育を受けるようです。なお、課程学生は陸上自衛隊にはない「空曹予定者課程」と「自衛官候補生課程」及び「一般空曹候補生課程」があります。今回の記念式典では、これらの課程学生たちの行進を見ることができました。

 陸上自衛隊は平成10年の改変により、教育部隊の編成が大きく変わりました。山口駐屯地では第112教育大隊が廃止されました。航空自衛隊は所帯が小さいので教育専門部隊を設置していますが、元陸上自衛官としては少しうらやましいですね。管理者は小隊長時代に善通寺にあった110教育大隊に3か月間の臨時勤務をしました。この時は教育開始前に大津の教育団本部で研修を受けた後、教育に参加したことを覚えています。陸曹の大半は教育隊所属で新隊員教育のベテランでした。新米教官は彼らに大きく助けられました。教育間には団の検閲も受けましたが、事前にLPを作成し大隊本部から指導を受けたことを思い出します。現在は、各連隊が新入隊員の教育を行っていますが、部隊への負担や統制された教育の実施等色々と難しい状況です。
 
 閑話休題
 久しぶりにこんなにたくさんの若い自衛官を見ると、年を取ったせいか胸が熱くなります。また、観閲式では先頭をOB自衛官の方々が堂々の行進をしておられました。列中に千葉県から来られた元基地司令が参加しているとアナウンスされましたが、これには驚きました。航空自衛隊の団結の強さを感じました。また女性自衛官(WAFと言うそうです)も参加していましたが、男子自衛官に負けず立派な行進でした。

 装備品展示は築城基地からペトリオット等が参加していました。陸上自衛隊にはあまりなじみのないものが多く参考になりました。隊員の迷彩服には2種類あるようです。最新の米軍スタイルのデジタル模様は通常の作業で着用し、戦闘行動では旧来の迷彩服を使用するようです。陸上自衛隊の駐屯地と違って、教育部隊であっても基地がとても広いので非常に解放感があります。駐車場が広いため多くの来訪者で賑わっていました。売店も一般のお店が多く参加していました。山口駐屯地の弘済会所長のOB野原さんも出店していました。

 隊舎内のトイレにて、掲示してあった標語にこう書かれていました。「できない学生をできるようにするのが教官の使命だ。できないこと叱るのは教官ではない。」と「子供は親の言葉では育たない。親の「生き様」を見て育つ。」です。何と素晴らしい言葉ではありませんか。陸曹時代に後期新隊員を幹部で前期新隊員を教えた経験がありますが、自分が立派な教育ができたかを思い返すと、恥ずかしい限りです。記念行事をほんの少し垣間見ただけですが、航空自衛隊がきちんとした教育を行っているのだなと感じました。

 行事写真集

男子自衛官候補生の行進  女性自衛官候補生の行進 装備品展示 
旧型迷彩服の隊員  左がデジタル迷彩服、右が旧型迷彩服  空自仕様のLAB
築城基地化から来たペトリオット  売店の状況  OB野原(中央)