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晴耕雨読 その4 「山口歩兵第42連隊史」


「山口歩兵第42連隊史」
編集発行 山口歩兵第42連隊史編纂委員会 発効日昭和63年6月30日 非売品

 今回紹介するのは「山口歩兵第42連隊史」である。本来旧軍呼称では「聯隊」が正式であるが、本書の表記に従った。管理者は旧軍(山口駐屯地)関係資料を収集しているが、先日山口市内のブックオフでこの本を見つけた。少々値が張ったが、どうしても手元に置きたく購入したものである。
 連隊史は、42連隊の創設から北清事変、日露戦争、シベリア出兵、満州事変、支那事変、大東亜戦争における戦歴及び参加された方々の手記を掲載した労作である。特に生々しい戦場の実相は実戦経験のない自衛官の参考になるものである。現職自衛官はもとよりOBの方々も是非一読していただきたい。残念ながら、本書は山口県立図書館並びに山口市立図書館には所蔵されていない。(萩市、宇部市、和気町の各図書館にはある。)
 本書は、日米戦争敗戦後40年目の昭和63年に42連隊所属の有志が3年をかけて編纂を完了された。編纂に携わった方々の多くはは鬼籍に入られたものと思われるが、おかげで、戦後生まれのわれわれは42連隊奮戦の歴史の詳細を知ることができる。編集にあたられた皆様及び協力された方々の努力に対し、心から感謝を申し上げたい。
 さて、新生自衛隊出身者のわれわれは、同じ山口駐屯地において訓練を受けたものとして、「山口歩兵第42連隊史」を引き継ぐものを作る必要があると思われる。現在、「山口駐屯地史」の編纂について検討中である。現在計画作成中につき、今後OB諸氏のご協力をお願いしたい。
(文責 岡本)