晴耕雨読     前のページへ戻る
晴耕雨読 その1

○ 月刊誌 「Will」 ウィルについて
 いわゆる市民団体の方から見れば、保守系、それどころか右翼の雑誌と思われているかもしれません。しかし、内容は至って常識的でわれわれの知らない事象について、懇切丁寧に解説してくれています。特に、最近話題となっている「安保法制」等についてはとても勉強になる記事がありますよ。
 今回創刊10周年7月特大号で「戦後70年 私はこう考える」に多くの方が寄稿されていますが、中でも竹田恒泰さんの「謝罪すべきは「日本が負けたこと」」は秀逸です。文中に「日本が本当に悔い改めなくてはいけないことは次の二つである。一つは「戦争を始めたこと」もう一つは「戦争に負けたこと」である。」と書かれています。また、最後に「あの戦争で私たちが教訓としなくてはいけないことは、戦争を避けることの重要性と、いざ先端が開かれた時には絶対に負けないことである。」まさに、その通りだと思いますね。竹田氏は明治天皇の末裔として、バラエティー番組への出演が多く軽薄な印象を与えていますが、その主張は根拠に基づいたしっかりしたものであると思います。
 今回は、安保法制についての記述が多いのですが、少し気になったのは自衛隊の実力についての説明が少ないことです。これについてはいろんな議論の中でほとんど取り上げられていないのは残念です。OBの皆さんはご承知のことと思いますが、陸上自衛隊はその勢力が小さく予備や損耗の補充がないため、近傍の一戦であれば可能ですが遠征や長期戦の能力がそもそも無いこと、航空自衛隊は防空能力に特化しており対地・対艦能力が欠如していること、海上自衛隊は対潜水艦能力は世界一流とされているがその他の能力が低いこと等で集団的安全保障が可能となってもその範囲や行動は極めて限定的となることを国民にもっと周知してほしいものです。
 時間の余裕があれば、月刊誌 「Will」をぜひ一読してください。

(文責 岡本)