ボランティア活動に参加して

福島県でボランティア活動に参加されたOB金田さんから投稿がありましたので、紹介します。
(文責:岡本)



東日本大震災のボランティア活動に参加して

                             金田廣文

 平成23年3月11日(金)職場テレビの地震速報画面に目が釘付けとなりました。
次々と眼前に、これでもかと見せつけられる惨状、音もなく流れる濁流、倒壊する家屋、膨大な犠牲者数、身体中金縛りにあった心地がしました。
 私は、現役時代に災害派遣任務に参加したことがありません。だから今回は、心底力になりたいと思ったのです。翌12日には、地方協力本部から予備自衛官として災害派遣参加の意思を問う電話があり、即参加の希望を告げたのですが、結局予備自衛官としての参加の可能性はなくなり、意気消沈しました。

 被害の全容が明らかになるにつれ、被災者のために何とか役に立ちたいという思いが、益々募ってきました。ちょうどその頃、元上司から、宇部市が募集している「がんばろう日本 復興支援 うべ」をスローガンとするボランティア活動のリーダーの誘いがありました。期間は、4月29日(金)〜5月2日(火)、支援先は福島県いわき市です。もちろん、喜んで参加することにしました。

 4月29日に宇部市役所に集合、市長の激励を受けた後、バスに乗り込み一路福島県へ向かいました。18時間の行程です。
 明けて30日早朝、いわき市勿来地区災害ボランティアセンターに到着、9時から活動内容等の説明を受けた後、休む間もなく作業編成をとり、リーダーを先頭にそれぞれの作業現場まで移動し、ただちに活動を開始しました。
 現場で見た状況と、テレビで見たそれとのあまりの格差に愕然としました。私は何とか、少しでも復興のために力を尽くしたいと思いました。
それからの、4日間、がれき(海岸の漂流物と田んぼに流れ込んだ岩石等)の撤去作業、民家周辺の片づけ作業、マイクロバスによる送迎等を夢中でこなしたのです。

 岩間地区ではほとんどの家屋が津波に破壊され、ほんの数軒が残っているばかりの状態でした。そこに、1階が波にさらわれ周辺は土砂に埋もれてしまっているお宅がありました。東京から休みを利用して夫婦だけで、後片付けをしているその場所で、一般のボランティア、大学生、夫婦で参加している方、友人とともに参加している人、あるいは何度もボランティア活動に参加しているベテランの人たち、等々さまざまな人たちと力を合わせて作業を行いました。皆黙々と作業しました。一人では大したことはできないけれど、大勢で力を合わせれば、みるみる成果を上げることができました。本当に感動しました。被災地の役に立てたこと、またグループのリーダーとして参加し、色々な人たちと触れ合えたのは大変有意義でした。

 活動終了にあたり、いわき市が一日も早く元の美しい姿へ復興することを祈っ
います。また、機会があれば必ずボランティアとして参加したいと思っています。

0B金田さん

以下は金田さん達ボランティア活動の模様です。 
 












左は後日「福島新報」で報道された
金田さん達グループの活躍の模様です。